地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)製EVのレンタカーサービスと中古車販売を手がけるグリーン・フューチャー(Green Future=GF、旧社名:フォー・グリーン・フューチャー(For Green Future=FGF))は28日、不動産会社ファースト・リアル(First Real)との間で、電気自動車(EV)1000台のリース契約を締結した。
同事業を通して、南中部沿岸地方ダナン市での持続可能なグリーンツーリズムを促進することで、CO2排出量の削減とベトナムのネットゼロ目標の実現に貢献する。契約によると、GFは第一弾としてEV300台をリースし、残りは2025年内に順次引き渡しとなる予定。
リースされる全車両は、ファースト・リアルの子会社であるベトアン・グループ(Viet An Group)とグリーン・モーション(Green Motion)の2社が直接運用し、市のグリーン交通開発に繋げていく。
GFは25日にダナン市での営業開始を発表したばかりで、営業を始めて3日後に同市で最初の大型契約を結んだことになる。なお、ダナン市はGFにとって、ハノイ市とホーチミン市に続く国内3か所目の市場となる。