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JBIC、関西電力出資のラオス水力発電プロジェクトに融資 完全無料ニュース

[2014/08/26 12:38 JST更新]

*関連記事:

>> IHI、ラオス・第1ナムニアップ水力発電所の水門鉄管工事を受注



(C) JBIC 写真の拡大

日本の国際協力銀行(JBIC)が、ラオス水力発電プロジェクトに対し協調融資する。JBIC初のラオス向けプロジェクトファイナンスで、民間金融機関及びアジア開発銀行等と共に、6億4300万USD(約670億円)相当を融資する。

同融資は、日本企業の海外展開支援の推進を目的とする「海外展開支援融資ファシリティ」の一環で、関西電力株式会社(大阪市北区)、タイ電力公社(Electricity Generating Authority of Thailand=EGAT)傘下のEGATインターナショナル及びラオス政府傘下企業ラオス電力投資(Lao Holding State Enterprise=LHSE)が出資するラオス法人ナムニアップ1パワー(Nam Ngiep 1 Power=NNP1)の展開する第1ナムニアップ水力発電プロジェクトが対象。JBICの融資金額は最大2億USD(約208億円)となっている。

同水力発電所案件は、NNP1がラオス政府との間で結んだ事業権契約に基づき、同国中部のボリカムサイ県を流れるナムニアップ川において、総発電容量290MWのダム式水力発電所を建設・所有・操業し、27年間にわたって大半をEGATに、一部をラオス電力公社に売電するもの。

今回の融資は、日本企業の海外インフラ事業への参画を金融面から支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献すると共に、再生可能エネルギー源であるラオス国内の豊富な水資源の有効活用を促進することで、二酸化炭素排出量の低減にも繋がると期待されている。


  
  
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