同協定は、アジア太平洋地域で物品及びサービスの貿易、投資の自由化と円滑化を進めると共に、知的財産や電子商取引(eコマース)、国有企業、環境などの幅広い分野で21世紀型の新たなルールを構築するもの。
参加国は、米国、日本、カナダ、オーストラリア、メキシコ、マレーシア、シンガポール、チリ、ペルー、ニュージーランド、ベトナム、ブルネイの12か国。2010年3月から5年半にわたる交渉を経て、2015年10月に大筋合意に達した。翌11月に同協定の英語版全文が公表され、このほどベトナム語版も商工省により公表された。
ベトナムは、TPP加盟により2025年までの輸出額が+680億USD(約8兆円)押し上げられる見通しで、参加12か国の中で最も大きな利益を享受できる国の1つと評価されている。