アジア開発銀行(ADB)は先般発表したレポートの中で、ベトナムの2022年における国内総生産(GDP)成長率予想を7月に発表した前回レポートと同じく+6.5%で据え置いた。また、2023年のGDP成長率予想も+6.7%で維持した。
これにより、ベトナムは2022~2023年に東南アジア地域でGDP成長率が最も高い国となる見込み。今回のレポートでは、ADBは2022年と2023年の同地域のGDP成長率をそれぞれ+5.1%、+5.0%と予想している。
ADBはベトナムのインフレ上昇率についても2022年は+3.8%、2023年は+4%で据え置いた。
一方、ADBはアジアの開発途上国・アジア太平洋地域の2022年GDP成長率予想を+4.6%から+4.3%に下方修正した。また、同地域の2023年のGDP成長率予想も+5.2%から+4.9%に引き下げた。