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中央銀行、外貨両替所の監視・検査の強化を指導 完全無料ニュース

[2022/10/26 16:15 JST更新]


(C) tuoitre 写真の拡大

 ドル高ドン安が進行していることを背景に、ベトナム国家銀行(中央銀行)ホーチミン支店は関連機関・組織に対し、金融機関の外貨両替所や宝飾店など外貨両替を行う業者の監視・検査を強化するよう指導した。

 金融機関は、国境を越えた決済・送金に関する規定を厳守することが求められる。また、自社が展開する外貨両替所の活動を主体的に監視し、外貨管理に関する情報周知を徹底しなければならない。さらに、管轄機関は同時に外貨両替所などの規定遵守を監視して違反防止策を強化し、違反が発覚した場合には早急に処分する。

 同支店は、個人や企業の外貨売買は許可を有する金融機関を介してのみ行うことが認められているとした。

 外貨両替の監視・検査に関する同支店の指導を受け、多くの外貨両替所や宝飾店は、電話での問い合わせに対してUSDの買値のみを提示し、売値は提示しない形で監視を逃れている。常連客のみに価格を提示し、取引しているところもある。

 なお、中央銀行は26日、公定レートを1USD=2万3698VNDとした。公定レートの許容変動幅は±5.0%であるため、商業銀行などが提示できる為替レートは1USD=2万2513VND~2万4883VNDの範囲となっているが、非公式為替マーケット(闇市場)の為替レートが対USD銀行間為替レート(中銀公定レート)の許容変動幅の上限を上回る状況が続いているのが現状だ。


  
  
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