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シンガポールUOB銀、ベトナムの23年GDP成長率予想を+6.0%に下方修正 完全無料ニュース

[2023/04/03 15:36 JST更新]


(C)Tien Phong 写真の拡大

シンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は先般発表した最新レポートの中で、ベトナムの2023年における国内総生産(GDP)成長率予想を前回レポートの+6.6%から+6.0%に引き下げた。

統計総局(GSO)の発表によると、1~3月期のGDP成長率は前年同期比+3.32%で、前期の+5.92%から減速。経済成長の主な原動力の1つである製造業が前年同期に比べ落ち込んだことが要因と考えらえる。この背景には、米国の連邦準備制度(FED)が金融引き締めを強攻していることで、国際市場の需要が低迷したことがある。一方で、好調なサービス業(+6.8%)が経済成長のけん引役となっている。

明るい材料としては、インフレの鎮静化がある。2023年1~3月期の全国消費者物価指数(CPI)は前年同期比+4.18%上昇したが、政府の目標値+4.5%を下回った。

また同行は、ベトナム国家銀行(中央銀行)が2023年4~6月中に貸付基準利率(リファイナンスレート)を▲1.0%pt引き下げて年5.0%とする可能性があると予想した。


  
  
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