国際通貨基金(IMF)の最新レポートによると、2022年におけるベトナムの購買力平価(PPP=ある国である価格で買える商品が他国ならいくらで買えるかを示す交換レート)ベースの国内総生産(GDP)は1兆3210億USD(約185兆円)となり、東南アジアで3位、世界で25位となった。
IMFによると、2022年の東南アジアでPPPベースのGDPが最も大きかったのはインドネシアの4兆0370億USD(約570兆円)。以下、◇2位:タイ(1兆4820億USD=約207兆円)、◇3位:ベトナム(1兆3210億USD=約185兆円)、◇4位:フィリピン(1兆1710億USD=約164兆円)、◇5位:マレーシア(1兆1350億USD=約159兆円)、◇6位:シンガポール(7191億USD=約101兆円)と続いた。
ベトナムのPPPベースのGDPは2023年に1兆4510億USD(約203兆円)に増加し、2026年には1兆8720億USD(約262兆円)に増え、タイを抜いて東南アジアでインドネシアに次ぐ2位につけると予想されている。
ベトナムのPPPベースのGDPは2028年に2兆2110億USD(約310兆円)へとさらに増加し、オーストラリア(23位)やポーランド(21位)を上回り、世界20位に立つものと見込まれる。
なお、2028年におけるPPPベースのGDP上位20か国は、◇中国、◇米国、◇インド、◇日本、◇ドイツ、◇インドネシア、◇ロシア、◇ブラジル、◇フランス、◇英国、◇トルコ、◇メキシコ、◇イタリア、◇韓国、◇サウジアラビア、◇カナダ、◇スペイン、◇エジプト、◇バングラデシュ、◇ベトナムの見込み。
<2022年における東南アジア11か国のPPPベースのGDP実績と2028年までの予想>(単位:10億USD)