世界銀行(WB)は先般発表した世界経済に関する最新レポートの中で、2023年における世界の国内総生産(GDP)成長率予想を2023年1月の予想値である+1.7%から+2.1%へと上方修正したが、ベトナムのGDP成長率予想については+6.3%から+6.0%に引き下げた。
ただし、ベトナムのGDP成長率は東南アジア地域で最高値となっている。
同年におけるフィリピンのGDP成長率はベトナムと同水準の+6.0%と予想されている。続いて、◇カンボジア:+5.5%、◇インドネシア:+4.9%、◇マレーシア:+4.3%、◇ラオス:+3.9%、◇タイ:+3.9%などとなる見通し。
世界銀行は、「世界の商品貿易の低迷が、マレーシアとベトナムをはじめ、貿易を成長の主要な原動力とする国に悪影響を与える可能性がある」とコメントした。