政府官房は15日、マクロ経済安定化やインフレ抑制、経済成長促進に向けた対策に関する政府の意見を伝達する公文書第225号/TB-VPCPを発出した。
政府はベトナム国家銀行(中央銀行)に対して、6月末までに主要政策金利をさらに引き下げるよう要求した。個人・企業の生産・事業活動の支援に向けた貸付金利を引き下げ、低迷している貸付成長の加速化を目指す。
また、政府は商業銀行各行に対して、コスト削減を積極的に実施して、貸付に向けた資金力を増加させるほか、低所得者・工業団地工場労働者向け社会住宅(政府・地方自治体が建設・購入を支援する低所得者・公務員向け住宅)案件をはじめとする不動産分野向けの貸付条件を緩和するよう求めた。
政府は林業と水産業界の支援に向けて総額10兆VND(約590億円)の融資パッケージを展開する方針。