スーパーマーケット「ビンマート(VinMart)」とコンビニエンスストア「ビンマート・プラス(VinMart+)」の小売チェーンを運営するビンコマース貿易サービス(ビンコマース=Vincommerce)は、国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が拡大していることを受け、一部の「ビンマート・プラス」を臨時休業すると発表した。なお、ビンコマースが展開する小売チェーンは3200店舗余りで、国内最大規模となっている。
臨時休業の対象となる店舗は、新型コロナウイルス感染のリスクが高い地域にある店舗および関連当局が消毒作業を行っている地域の店舗。
営業している店舗については、全ての従業員がマスクや手袋を身に着け、アルコール消毒を徹底。また、顧客に対しては、入店時の体温測定とアルコール消毒液の使用、店内にいる間のマスク着用を奨励していく。
国内では、これに先立つ11日、南中部沿岸地方ダナン市ハイチャウ区にある家電量販店で働くベトナム人女性の感染が確認された。この女性が勤めるグエンバンリン(Nguyen Van Linh)通り7番地の「ディエンマイサイン(Dien May Xanh)」は一時休業しており、同店舗の全従業員が当局の指示に従い自宅で隔離措置を受けている。