米国のニュース専門放送局CNBCとドイツの市場調査会社スタティスタ(Statista)が発表した「世界のフィンテック企業トップ200社」で、モバイル決済アプリ「ザロペイ(ZaloPay)」を運営するジオン(Zion)がデジタル決済分野のリストに選出された。ベトナムから選出されたのは同社のみだった。
同リストは、◇利用者数、◇取引額、◇売上高に関する3指標に基づいてフィンテック企業200社を選出している。
選ばれた企業は、◇ニューバンキング、◇デジタル決済、◇デジタル資産、◇デジタルファイナンシャルプランニング、◇デジタル資産管理、◇オルタナティブローン、◇オルタナティブファイナンス、◇デジタルバンキングソリューション、◇デジタルビジネスソリューションの9分野に分類されている。
ザロペイは、国内2位の市場浸透率を誇るeウォレット(電子財布)。2022年の利用者数は1150万人以上に達した。同社は、ラザダ(Lazada)やグラブ(Grab)、「ティックトック(TikTok)」を運営する中国のバイトダンス(ByteDance)、ショッピファイ(Shopify)などの大規模な世界的パートナーと協力している。