東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港(第1期)のサブプロジェクト3(旅客ターミナルなどの空港施設の建設)の投資主であるベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は、同サブプロジェクトに含まれる入札パッケージ「旅客ターミナルの設計・建設・設備設置」(パッケージ5.10)の入札締め切りを再び延期した。
これにより、新たな入札締め切りは2023年6月12日午前9時30分になる。入札締め切り再延期の理由は、より多くの適格な入札者を集めるためだという。
同パッケージは2022年9月に入札を開始したが、応札したのが1つの企業連合体のみで、この企業連合体が提出した入札書類は求められる要件を十分に満たしていなかったため、同年12月に取り消された。
ACVは今年1月19日に同パッケージの入札を改めて実施し、締め切りを3月28日としたが、その後4月28日に延期していた。
同パッケージは、契約額が35兆2330億VND(約2000億円)に上り、同空港案件の各パッケージの中で最も大きい。
なお、同空港は2021年1月に着工した。第1期では、年間貨物処理能力120万t、年間旅客処理能力2500万人の旅客ターミナル、全長4000mの滑走路、誘導路、駐機場などを整備する。投資総額は109兆VND(約6200億円)の見込み。
第1期の完成予定時期は当初の2025年から2026年、または2027年以降に延期となる見通しだ。