交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)の統計によると、7月時点で航空運送事業許可(Air Operator Certificate=AOC)を取得した国内航空会社が保有する航空機の総数は195機で、前年同期から▲36機減少した。このうち平均運航機材数は167機で、同▲51機減少した。
国内航空各社の保有機材数のうち運航されている機材の比率は、2023年は94.4%だったが、2024年は航空機エンジンメーカーがエンジンの回収・点検を行っている影響を受けて85.6%に低下した。
ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は7月時点で96機(2023年から▲6機減)を保有し、うち96機を運航している。1日当たり平均運航便数は6月が401便、7月が433便で、前年同期に比べ+19~21便増えている。
格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、保有85機中73機を運航。6~7月の1日当たり平均運航便数は416便で、前年同期とほぼ同数だった。
国内トップブランドの旅行会社ベトラベル[VTR](Vietravel)傘下のベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)は3機を運航しており、6~7月の1日当たり平均運航便数は22~24便と、前年同期から+2~4便増加した。
バンブー航空(Bamboo Airways)は機材の再編を行っており、前年から機材数は大幅に減少した。現在9機を保有し、うち8機を運航している。稼働率は87.5%に上る。