地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下でビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)は2日、タクシーサービスや運転代行などを展開するバンウオントイライ(BUTL)との間で、ビンファスト製電動バイクの購入・レンタルに関する覚書(MOU)を締結した。
MOUによると、BUTLはGSMから電動バイク「Feliz S」1万台を購入・レンタルする。第1弾として、2024年10~12月中に3668台の引き渡しを受ける。同社が南中部沿岸地方の5省と南中部高原地方の1省で展開するバイクタクシーサービス、宅配サービス、フードデリバリーサービスに投入する。
これに先立つ2023年12月、BUTLはGSMから電動バイク「Feliz S」5000台をレンタルし、南部メコンデルタ地方13省・市で展開する各種サービスに投入した。
BUTLは既に南中部高原地方でEVタクシーサービスを展開している。同サービスでは、ビンファスト製EV「VF e34」と「VF 8 Eco」を使用している。
なお、同社の顧客は、BUTLのアプリ「バンウオントイライ(Ban Uong Toi Lai)」と「Bシップ(Bship)」からサービスを予約することができる。