格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は17日、ペトロリメックス[PLX](Petrolimex)傘下のペトロリメックス航空燃料社(Petrolimex Aviation Fuel)が供給した「持続可能な航空燃料(SAF)」を使用したフライトに成功した。
SAFを使用した同フライトは、ホーチミン発メルボルン(オーストラリア)行きと、ホーチミン発ソウル(韓国)行きの2便。国内メーカーが供給したSAFを使用したフライトはこれが初めて。
SAFは、使用済み食用油や農業残渣、木質バイオマス、都市廃棄物などの原料から製造され、厳格な国際航空基準を満たした燃料だ。SAFを使用することにより、温室効果ガス排出量を最大80%削減することができる。
これは、ベトナムが掲げる2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標の達成にも貢献する見込みだ。