米プライベートエクイティ投資会社のウォーバーグ・ピンカス(Warburg Pincus)と東南部地方ビンズオン省人民委員会傘下の工業団地開発大手ベカメックスIDC[BCM](Becamex IDC)が合弁で設立したBWインダストリアル・デベロップメント(BW Industrial=BWID)はこのほど、北部紅河デルタ地方ハイフォン市でBWディープシー2工業・物流団地案件を着工した。
同案件は同社の今年12件目の案件であり、ハイフォン市で手掛ける10件目の案件となる。今回の着工により、同社は今年のプロジェクト開発目標を達成して総床面積を100万m2超とした。
BWディープシー2工業・物流団地は、床面積5万5000m2、天井高7~9mで、生産と倉庫の両方のニーズに対応。ハノイ市をはじめとする北部の主要地域とも高速道路で接続し、生産・物流活動の最適化や中国との貿易促進に貢献すると期待されている。同案件は2025年7~9月の完成を予定している。
なお、BWIDはベトナム国内12省・市でプロジェクト59件を運営または建設中。延べ床面積は約440万m2となっている。