ビナコネックス高級タイル株式会社[銘柄コード:VCS]は2007年度第4四半期税引後利益が変動した理由について次の通り説明した。
1) 2007年度第4四半期税引後利益が年初9ヶ月間と比較して急増したことについて
2007年度第4四半期にハノイ市カウザイ区ジィック・ボン地域における住宅プロジェクト及びタイビン省におけるチャン・フン・ダオ都市プロジェクトを引渡し、精算が完了したため(タイビン都市プロジェクトについては261戸のうち55戸の引き渡しが完了し、売上高に計上した)。
建設業においては精算を年末行う。そのため同社の2007年度第4四半期税引後利益は年初9ヶ月間と比較して急増した。詳細は下記の通りである。
・2007年度第4四半期売上高:1,907億7,092万4,190ドン(約12億5,507万円)
(年初9ヶ月比244.22%増)
・2007年度第4四半期税引後利益:119億2,824万5,478 ドン(約7,848万円)
(年初9ヶ月比211.5%増)
2) 法人税還付等について
年初9ヶ月間の業績によれば、同社は法人税を18億3,622万3,657ドン(約1,208万円)(税率28%)支払い、税引後利益は47億2,171万7,976ドン(約3,106万円)となった。株式会社化による法人税優遇措置により(法人税50%減税)、2007年度第4四半の法人税は9億1,811万1,828ドン(約604万円)(法人税率14%)となり、年初9ヶ月の税引後利益は56億3,982万9,805ドン(約3,710万円)となった。
法人税優遇措置による還付を受けたことにより生じた差額は9億1,811万1,829ドン(約604万円)となった。そのため、内部留保を増加させ、開発投資積立金を減少させた。