同時に、台湾の玉山銀行(E.Sun Bank)、韓国の新韓銀行(Shinhan Bank)、インドのインドステイト銀行(State Bank of India=SBI)の3行にも支店開設の許可が下りた。
BIDVのヤンゴン支店は、ヤンゴン中心部の複合商業ビル「ホアン・アイン・ザライ・ミャンマーセンター」内に開設する。資本金は8500万USD(約96億円)。ベトナム企業を中心とする外資系企業、ミャンマーの地場銀行及び各行と提携しているミャンマー地場企業に対して銀行サービスを提供する。
これに先立ち、BIDVは2010年4月、首相の指導の下、ミャンマーのヤンゴンに駐在員事務所を開設した。また、在ミャンマー・ベトナム投資家協会(AVIM)を発足し、同協会の会長を務めている。今回の支店開設により、ベトナム企業によるミャンマーへの投資、両国間の経済協力関係及び貿易活動の強化に繋がるものと期待されている。
なお、ミャンマーに対するベトナムの投資総額は2010年の2364万9000USD(約26億7000万円)から2015年に29倍の6億9157万2000USD(約780億円)へと急増した。両国間の貿易総額は、2010年の1億5200万USD(約172億円)から2015年に2.9倍の4億3470万USD(約490億円)へと増加している。