地場製薬最大手ハウザン製薬[DHG](Hau Giang Pharmaceutical)はこのほど、医薬品GMP(製造品質管理基準:Good Manufacturing Practice)である日本のJapan-GMPとグローバル対応のPIC/S-GMPの認定を取得した。
Japan-GMPの認定を取得するに当たってハウザン製薬は、2年近くにわたって戦略提携相手の大正製薬株式会社(東京都豊島区)から専門的な支援やアドバイスを受けながら、技術改良などの努力を続けてきた。この認定取得により、同社は大正製薬の販売網を通じて日本や東南アジア市場への輸出が可能となる。
同社は2018年10月に、解熱鎮痛薬の製造ラインでPIC/S-GMPの認定を取得。残りの製造ラインについても認定の評価を待っている段階にある。
ベトナムは、世界の医薬品市場において価格面で競争力がある。ハウザン製薬は、Japan-GMPとPIC/S-GMPにより、国際市場への参入の道が拡大することになり、病院に供給するETC(医療用医薬品)の輸出増加が期待できそうだ。