ライト工業株式会社(東京都千代田区)は4日、地盤処理・地下工事に強みを持つフェコン[FCN](Fecon Corporation)およびFCNの連結子会社(FCNの持株比率91.77%)であるフェコン地下工事(Fecon Underground Construction)と資本・業務提携契約を締結した。
ライト工業は、株式会社日本政策投資銀行(東京都千代田区)と株式会社リサ・パートナーズ(東京都港区)が共同で出資するジャパン・サウスイーストアジア・グロース(Japan South East Asia Growth)ファンド投資事業有限責任組合が保有するFCNの転換社債型新株予約権付社債(潜在株式数1950万3180株)の譲渡を受け、加えてFCNの既存個人株主1人より普通株式241万7620株を相対取引で取得する。
これにより、異動後のライト工業の所有株式数は241万7620株、社債転換後所有株式数は2192万0800株となり、全ての新株予約権を行使した場合の議決権所有割合は19.3%となる。取得価格は第三者機関の算定に基づき決定する。今回の資本提携を機に、ライト工業は取締役1人を派遣する予定で、FCNは同社の持分法適用関連会社となる見込み。
このほか、ライト工業はFCNが保有するフェコン地下工事の普通株式942万3828株(発行済株式総数に対する所有割合36.0%)を取得する。さらに、この資本提携を機にライト工業は取締役1人を派遣する予定で、フェコン地下工事は同社の持分法適用関連会社となる見込みだ。