急成長中の大手格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の2019年業績見通しについて、ホーチミン市証券[HCM](Hochiminh City Securities)は売上高を前年比+10.6%増の59兆2610億VND(約2800億円)、税引前利益を同+16.8%増の6兆7930億VND(約320億円)、税引後利益を同+5.4%増の5兆6000億VND(約265億円)と予想している。
これにより、1株当たり利益(EPS)は1万0381VND(約49円)、株価収益率(PER)予想は11.3倍となる見通し。
予想根拠は以下の通り。
+輸送旅客数が前年比+20.9%増の2780万人で、うち国際線の輸送旅客数が同+50%増の1060万人、国内線が同+8%増の1720万人。
+旅客輸送の売上高が同+21.6%増の30兆VND(約1420億円)。
+機内販売などの付帯サービスの売上高が同+37.8%増の11兆6000億VND(約550億円)。
+販売費・一般管理費が同+13.5%増の1兆1400億VND(約54億円)。
HCMによると、業績見通しの材料として、格安航空をはじめとする航空市場の成長ポテンシャルに加え、VJCによる北アジアへの国際線拡大計画が挙げられる。
HCMはVJC株の理論株価を12万9765VND(約620円)と評価し、投資評価を「アウトパフォーム(Outperform)」で維持した。