地場系コングロマリット(複合企業)のビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビンスマート(VinSmart)は20日、自社開発した「Vスマート(Vsmart)」ブランドのスマートフォン4機種をミャンマーでお披露目した。
発表したのは、◇「Joy 1(ジョイ1)」、◇「Joy 1+(ジョイ1+)」、◇「Active 1(アクティブ1)」、◇「Active 1+(アクティブ1+)」の4機種。ビンスマートは、ミャンマー最大の家電小売業者であるストロング・ソース(Strong Source)の流通網を通じて約1500店舗で同製品を販売する。
このほか、ビンスマートは国防省傘下の携帯通信大手の軍隊工業通信グループ(Viettel Group=ベトテル)とミャンマー企業2社との合弁会社であるマイテル(Mytel)、中国の電子商取引(eコマース=EC)最大手アリババ(Alibaba)のミャンマー子会社であるショップドットコム・ミャンマー(shop.com.mm)との間でも製品流通で協力している。
ビンスマートはこれに先立つ3月に、ヨーロッパ最大の家電小売業者メディア・マルクト(Media Markt)の90店舗から成る流通網を通じて、初の海外市場となるスペインで自社ブランドのスマホの販売を開始した。今年中にインドやタイ、ラオス、カンボジアにも参入する計画だ。