地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)子会社で住宅開発最大手のビンホームズ[VHM](Vinhomes)はこのほど、ホーチミン市9区で開発する大規模な都市区案件「ビンホームズ・グランドパーク(Vinhomes Grand Park)」を正式に発売した。
ビンホームズ・グランドパークは271haの広大な用地で開発し、住宅区だけでなく、金融、商業、サービスから教育、医療、娯楽などに至るまで、様々な施設を擁する本格的なコンパクトシティとなる。
建ぺい率は22.5%に抑えられ、緑地や水面に広大なスペースを充てる。公園面積は36haに上り、東南アジアで最大規模を誇る。神奈川県藤沢市のスマートシティ「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」をはじめ、日本や韓国、シンガポールのスマートシティの事業モデルを導入した「公園スマートシティ」を開発する。
ビンホームズ・グランドパークは「ビンシティ(Vin City)」の名称で数年前から広告宣伝が打たれていたが、今年6月になってようやく発売に漕ぎつけた。
今回発売されたのは、若者向けの中級住宅案件「ビンホームズ・サファイア(Vinhomes Sapphire)」ブランドのマンション「ザ・レインボー(The Rainbow)」。25~35階建てのマンション17棟から成り、市場に1万0434戸を供給する。
ビンホームズ・グランドパークでは、ビンホームズ・サファイアのほか、家族向けの高級住宅ブランド「ビンホームズ・ルビー(Vinhomes Ruby)」、最高級住宅ブランド「ビンホームズ・ダイヤモンド(Vinhomes Diamond)」の住宅も供給する。