日本経済新聞社の英文媒体「Nikkei Asian Review」はこのほど、今年で4回目となる「Asia300パワーパフォーマーランキング」を発表した。ベトナムからは5社がランクインし、うち3社が100位以内に入った。
このランキングは、◇成長性(過去5年間の売上高と純利益の平均成長率)、◇収益性(売上高純利益率)、◇資本効率(自己資本利益率=ROE)、◇財務健全性(自己資本比率)の4項目を独自にスコア化し、総合的に評価したもの。
100位以内のベトナム企業は、ビナミルク[VNM](Vinamilk)の25位が最高で、ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)は54位、ペトロベトナムガス[GAS](PV GAS)は84位だった。このほか、FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)とビングループ[VIC](Vingroup)が300位以内に入った。
ベトナムの銀行としては唯一ランクインしたベトコムバンクは、2018年の連結経常利益が前年比+61.1%増の18兆2690億VND(約862億円)。総資産と自己資本も増加した。国内の株式市場で同銀行は、時価総額が100億USD(約1兆0800億円)を超えた唯一の銀行となっている。