ロイターの情報筋によると、急成長中の大手格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)はこのほど、エアバスA321XLR15機を新たに発注したという。VJCはこの情報についてコメントしていない。
A321XLRは、仏エアバス(Airbus)が今年初めにローンチしたA320ファミリーの最新シリーズで、航続距離は単通路機では世界最長の4700海里。旧世代機と比べて燃料消費量も節約できる。
これに先立ちVJCは昨年11月、エアバスとの間でエアバスA321neo型機50機の購入契約を締結した。契約額は65億USD(約7000億円)とされている。
エアバスの発注リストによると、VJCは合わせてA320ファミリーの飛行機を171機発注しており、このうち59機を受領したことが分かっている。今回新たに発注したとされる15機を加えると、合計発注数は186機に上る。
なお、航空会社の保有機材が調べられるウェブサイト<Planespotters.net>によると、VJCは現在、A320型機22機とA321型機44機の計66機を運航中。機体の平均機齢は3.4年で、ベトナムの航空会社中で最も若い。