ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)は31日、戦略的パートナーとなる韓国のKEBハナ銀行(KEB Hana Bank)を引受先とする第三者割当増資による新株発行を完了した。
発行株式数は6億0330万株(保有率15%)、発行価格は1株3万3640VND(約160円)で、31日の終値を17%下回った。
発行総額は20兆2950億VND(約970億円)、新株発行費を除いた調達資金は20兆2080億VND(約970億円)。
これにより、資本金は34兆1870億VND(約1640億円)から40兆2200億VND(約1900億円)に増え、業界トップとなった。
他の国営3行ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)とヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)の資本金はそれぞれ37兆VND(約1770億円)余り、ベトナム農業農村開発銀行[AGRIBANK](アグリバンク=Agribank)が30兆5000億VND(約1460億円)となっている。
BIDはこのほど、2017年と2018年の現金配当を実施することを決議した。配当はそれぞれ額面比7%(700VND=約3.3円)、支払総額は4兆7600億VND(約230億円)の予定。支払日は12月12日。KEBハナ銀行は今回の配当金を受けないという。