ペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group=PVN)傘下の総公社3社は3日、ガス・電力・サービス港プロジェクトの事業協力契約(BCC契約)を締結した。契約を交わしたのは、大手発電会社PVパワー[POW](PV Power)、ペトロベトナムガス[GAS](Petrovietnam Gas=PV Gas)、ペトロベトナム技術サービス(PTSC)の3社。
プロジェクトは2期に分けて実施する。第1期に東南部地方ドンナイ省の第1ニョンチャック及び第1Aニョンチャック火力発電所向けにLNG(液化天然ガス)を供給するためのインフラを建設する。第2期では、第5ニョンチャック火力発電所の建設を検討する。契約期間は35年間で、出資率はPVガスが51%、PTSCが34%、PVパワーが15%となっている。
PVNのレ・マイン・フン社長は、国内外での厳しい競争環境の中、傘下の総公社3社がBCC契約を結んだことには大きな意義があり、グループのビジネスモデルの強化とブランド価値の向上に貢献するものと評価した。
3社のBCC契約に続いて、PVガスとペトロ化学品・石油サービス(PVChem)との間で協力合意が結ばれた。投資や生産、サービス提供などでそれぞれの強みを生かして協力し合う。