地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビン・CSSネットワークセキュリティサービス有限会社(VinCSS)はこのほど、FIDOアライアンス(Fast IDentity Online Alliance)にベトナム企業として初めて加盟した。
FIDOアライアンスは、生体認証などを利用した新しいオンライン認証技術の標準化を目指して2012年7月に発足した非営利の業界団体で、ユーザーが多くのIDとパスワードを覚えなければならない状況の改善を目指している。現在、フェイスブック(Facebook)やグーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)、ツイッター(Twitter)、アマゾン(Amazon)などの有名IT企業を含む260余りの企業が加盟している。
ベトナムでは、VinCSSが国内で初めて、世界で34番目にFIDOアライアンスから「FIDO2」の認証を受けている。今回のFIDOアライアンスへの加盟により、同社は最新の技術や情報に優先的にアクセスでき、セキュリティ認証分野の他の加盟企業との協力や研究に道が開かれることになる。
同社のドー・ゴック・ズイ・チャック社長は、「国内外の各企業と協力して、より安全な将来のためにパスワードレス認証の普及を目指す」とコメントした。