不動産事業を手掛けるサムティ株式会社(大阪市淀川区)は2020年12月24日付けで、子会社のサムティ・アジア・インベストメンツ(SAMTY ASIA INVESTMENTS=SAI)と住宅開発最大手のビンホームズ[VHM](Vinhomes)との間で株式譲渡契約を締結し、VHMの開発子会社で分譲住宅事業を行うS-ビン・ベトナム・リアルエステート・トレーディング(S-VIN VIETNAM REAL ESTATE TRADING)の異動を完了した。
これに先立つ発表によると、プロジェクトを実施するにあたり、S-ビン・ベトナム・リアルエステート・トレーディングの株式の90%をSAIが取得し、プロジェクトを主導する。プロジェクトの事業期間は約3年で、総事業費は約350億円を見込んでいる。また、SAIの子会社として2020年11月にハノイ市に設立したサムティ・ベトナム(SAMTY VIETNAM)が、SAIと連携してプロジェクトの管理を行う。
VHMとの共同分譲住宅事業は、ハノイ市西部で開発中の「ビンホームズ・スマートシティ」内で実施し、「ザ・サクラ(THE SAKURA)プロジェクト」と命名した。プロジェクトは敷地面積約2万m2、延床面積約26万6000m2、棟数4棟、階数37~39階、総戸数3620戸となる。