地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は22日、スポーツ用多目的車(SUV)「VF31」「VF32」「VF33」の3車種を発表した。
VF31は電気自動車(EV)で、VF32とVF33はEVとガソリン車の両方を展開する。いずれも人工知能(AI)と機械学習を駆使したステアリングアシスト・自動運転技術を搭載する。
VF31は全長4.3m、エンジンの最高出力は114馬力、フル充電時の走行距離は300km。
VF32は全長4.75m。ベーシックモデルのEVはエンジンの最高出力が201馬力、プレミアムモデルのEVはエンジンの最高出力が402馬力で、フル充電時の走行距離はいずれも504km。一方、ガソリン車はエンジンの最高出力が189馬力となる。
VF33は全長5.12m。EVはエンジンの最高出力が201馬力、フル充電時の走行距離は550km。一方、ガソリン車はエンジンの最高出力が228馬力となる。
VF31は、ベトナム国内で5月に予約を開始し、11月から順次引き渡す。VF32とVF33は9月に予約を開始し、2022年2月から引き渡す。米国、カナダ、欧州では11月に予約を開始し、2022年6月から引き渡しとなる。
なお、販売価格はまだ明らかにされていない。