地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンバス・エコロジー輸送サービス(Vinbus Ecology Transport Services=VinBus)は17日、ハノイ市内の通りで電気バス「ビンバス(VinBus)」の3路線の試験運行を開始した。
ビンバスはこれに先立つ4月、ハノイ市ザーラム郡にある都市区「ビンホームズ・オーシャンパーク(Vinhomes Ocean Park)」で電気バスの運行を開始している。
市内で運行する3路線は、◇ドンダー区ハオナム(Hao Nam)通り~ビンホームズ・オーシャンパーク間、◇ハイバーチュン区「タイムズシティ(Times City)」~タイホー区ハノイ官庁地区間、◇タイホー区「ホータイ・ウォーターパーク(Ho Tay Water Park)」~ナムトゥーリエム区「ビンホームズ・スマートシティ(Vinhomes Smart City)」間。
この3路線の試験運行では乗客を乗せずに、ルートの確認など本格的な運行開始に向けた準備を行う。
同社は今後もほかの路線で試験運行を実施する方針で、ハノイ市のほか、ホーチミン市、南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島で計15路線を運行する計画だ。
なお、電気バスはVIC傘下の自動車メーカーであるビンファスト(VinFast)が製造したもので、定員は72人。