天然ガス・液化石油ガス(LPG)供給の最大手企業ペトロベトナムガス[GAS](PV GAS)傘下のPVガス・トレーディング(PVGas Trading)は6月上旬に、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ(Saudi Aramco)から初めて4万6000tのLPGを輸入した。
輸入額は5600億VND(約27億円)相当。国内向けに供給するほか、海外市場にも一部を輸出する。
ベトナムとカンボジアのLPG市場でそれぞれシェア約70%を握るPVガス・トレーディングは、サウジアラムコと直接取引した国内初の企業となった。
サウジアラムコは中東最大のLPG生産会社として同地域のLPG生産量全体の約40%を占め、さらに世界で2番目に大きい原油埋蔵量を保有している。