元国営4大銀行の一つで、みずほ銀行が資本参加しているベトコムバンク[VCB](Vietcombank)は26日、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)との間で包括的協力契約を締結した。
今回の契約は、VCBとVNPTの伝統的かつ包括的な協力関係を再確認し、これを更に強化するためのものとみられる。両社は、特に以下の分野での協力促進に重点を当て、サービスの相互利用を優先していく。
◇ホールセールバンキング:決済、キャッシュフロー管理、預金、融資、外国為替
◇リテールバンキング:預金、融資、オンラインバンキング、請求書支払い、送金、通信関連サービス(デジタルトランスフォーメーション=DXソリューション、顧客体験の向上、内部管理ソリューションのデジタル化など)
両社はまた、デジタル決済サービス(QRコード、電子財布、モバイルマネーなど)における事業提携およびビッグデータの利用促進、ブロックチェーンプラットフォームの展開などで、協力を強化することで一致した。
VCBとVNPTは数千万もの顧客を抱えており、互いの顧客ベースを利用することで新商品や新たなビジネスモデルを構築することが期待される。