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サイバーセキュリティ業務を手掛けるサイスタック社(CyStack)はこのほど、地場系コングロマリット(複合企業) ビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビン・CSSネットワークセキュリティサービス有限会社(VinCSS)との間で、パスワードレス認証の管理に関する提携契約を締結した。

サイスタック社は、自社開発のパスワード管理ソフトウェア「Locker Password Manager」に対し、FIDOアライアンス(Fast IDentity Online Alliance)から「FIDO2」の認証を受けたビン・CSSのパスワードレス認証技術を導入する。

サイスタック社は今回の提携により、セキュリティ管理の効率化や顧客体験の向上に繋がると期待している。利用者はパスワードの作成、記憶、管理に時間と労力を費やす必要がなくなり、認証とアクセスのプロセスを簡単操作で、より便利かつスピーディーに行うことが出来る。

なお、FIDOアライアンスは、生体認証などを利用した新しいオンライン認証技術の標準化を目指して2012年7月に発足した非営利の業界団体。FIDO2は、FIDOアライアンスが策定した最新の認証技術で、指紋認証や顔認証といったパスワードを使わない認証情報をオンライン上で実現する。専用機器が不要で、スマートフォンやパソコンで利用できる点が特長。現在、米国や日本、カナダ、英国、ドイツなど13か国で導入されている。