世界的ホテルグループでスペインのマヨルカ島に本社を置くメリア・ホテルズ・インターナショナル(Melia Hotels International)は、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下でソフトウェア開発を手掛けるビンHMS(VinHMS)を、ベトナムでのホテル・リゾートチェーン「メリア・ビンパール(Melia Vinpearl)」向け管理ソリューション「CiHMS」のサプライヤーとして選定した。
「CiHMS」は、予約から受付、メンテナンス、ハウスキーピングまでのホテルの業務を最適化するあらゆる機能を提供する。ホテルは、従業員とゲストの接触を減らしながら業務効率化を行うことができる。
ビンHMSはホテル管理ソリューション「CiHMS」を、VIC傘下のビンパール[VPL](Vinpearl)やネイチャーキー(NatureKey)、アンドシン(Andochine)などが運営する全国の約40軒のホテルに提供している。さらに、資産管理「CiAMS」、中小ホテル管理「CiTravel」などのデジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションも展開している。
これに先立つ2月、メリア・ホテルズ・インターナショナルはVPLとの間で戦略的協力契約を締結した。これにより、VPLは12軒のホテル・リゾートの管理権をメリア・ホテルズ・インターナショナルに最短10年間移管することとなった。移管後、12軒は新ブランド「メリア・ビンパール」に改称し、「メリア・ホテルズ&リゾーツ(Melia Hotels & Resorts)」、「ソル・バイ・メリア(Sol by Melia)」、「インサイド・バイ・メリア(INNSiDE by Melia)」などのグローバルな5つ星宿泊施設と同等の品質を有することになる。