畜産飼料、食品・飲料、鉱山採掘、金融事業を手掛ける持ち株会社マサングループ[MSN](Masan Group)は9日、日常生活のワンストップサービスを提供する複合型店舗「ウィン(WIN)」を発表した。
「ウィン」は、◇食料品販売店・コンビニ「ウィンマート・プラス(WinMart+)」◇テクコムバンク[TCB](Techcombank)、◇カフェ「フックロン(Phuc Long)」、◇薬局「ドクター・ウィン(Dr.Win)」、◇移動通信サービス「Reddi」を統合した複合型小売店。
ブランド発表の時点で既に27店舗を展開しており、いずれもホーチミン市とハノイ市の好立地に店舗を構えている。MSNは年内に全国で80~100店舗をオープンする計画。
「ウィン」の店舗デザインは、ヨーロッパ風のお洒落な建築で、鮮やかな色彩による若々しいデザインとなっている。デザインを手掛けたのはフランス系マルヘルベ社(Malherbe)。同社は、ディオール(Dior)やルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、ファーウェイ(華為技術=Huawei)など世界的ブランドのショールームを数多く手掛けた実績を持つ。
ワンストップで多くのサービスを提供することにより、消費者は買い物に費やす時間を節約できる。「ウィン」ではさらに、高品質の商品とサービスを提供して日用品の支出を抑えることにも寄与し、多店舗との差別化でシェア拡大につなげていきたい考え。