地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は10日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市の工場で、自社製電気自動車(EV)「VF 8」の引き渡し式を開催し、購入者への引き渡しを開始した。
今回引き渡す台数は100台。さらに、11月初めには5000台を米国やカナダ、ヨーロッパに輸出し、こちらも12月から引き渡しを開始する予定。
「VF 8」はDセグメントのスポーツ用多目的車(SUV)で、「Eco」と「Plus」の2つのモデルがある。「Eco」はエンジンの最高出力260kW、最大トルク500Nmで、フル充電時の走行距離は420km。一方、「Plus」はエンジンの最高出力300kW、最大トルク620Nmで、フル充電時の走行距離は400kmとなっている。
なお、ビンファストは16日、自社のウェブサイト上に顧客向けのプラットフォームを開設する予定。ここでは、ビンファスト車のオーナーやブランド愛好者たちが車の使用感や最新トレンドなどの情報を共有・交換することが可能。