地場系コングロマリット(複合企業)ゲレシムコグループ(Geleximco Group)はこのほど、北部紅河デルタ地方タイビン省のティエンハイ工業団地を開発するビグラセラ[VGC](Viglacera)との間で、自動車生産工場の建設に向けた用地リース契約を締結した。
同案件は2期に分けて実施される。第1期(2024~2030年)は年産能力5万台で、投資額は3億USD(約430億円)。第2期は年産能力を10万台に増やし、投資額は5億USD(約720億円)となる。
同工場では将来的に、電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)も製造する計画。さらに、自動車部品も生産し、自動車製造・組立工場や輸出志向のパートナーに供給する。
ゲレシムコグループの前身はハノイ総合輸出入会社(Ha Noi General Export Coporation)で、資本金30億VND(約1800万円)で1993年に設立された。工業生産や金融・銀行、不動産、貿易・サービスの4事業をコア事業としており、現在はABバンク[ABB](ABBank)、アンビン証券(An Binh Securities)などにも出資している。