地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は、シンガポールで13日に開催された「2022年のアジア太平洋オクトーバー技術交流会」に関する枠組みにおいて、ドイツに本社を置く半導体メーカー「インフィニオン・テクノロジーズ(Infineon Technologies AG)」との提携関係の拡大を発表した。
それによると、両社はビンファストのスマートモビリティソリューションの開発を促進するため、エレクトロモビリティ(eモビリティ)技術応用センター(VICC)を設立する。同センターは2023年1~3月期に開業する予定。
同センターを開設することは、ビンファストが世界の電気自動車(EV)市場において競争の優位性を確保するための戦略の一部でもある。
両社は3年以上にわたって協力関係を築いてきた。ビンファスト製のEV車には、電気モーターと高電圧充電システムのインバーター技術や、パワートレインのDC-DC変換技術、パワーモジュールのマイクロコントローラー(MCU)などで、インフィニオンのソリューションが採用されている。