電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology Group=鴻海)はこのほど、工業団地開発大手キンバックシティーグループ[KBC](Kinh Bac City Development)子会社のサイゴン・バックザン工業団地(Sai Gon - Bac Giang Industrial Park)との間で、東北部地方バクザン省クアンチャウ工業団地の土地45haの賃貸契約を締結した。
契約額は6250万USD(約84億円)。賃貸期間は2057年2月まで。今回の土地賃貸は、ベトナム事業の拡大および中国国外への生産移管を目的としたもの。
これに先立つ2022年8月、地元トゥオイチェー紙は、鴻海がバクザン省での新工場建設に3億USD(約405億円)を投じると報じた。ただし、同工場の生産製品はまだ明らかにされていない。
なお、鴻海は2022年12月末、MacBookの生産事業の一部をベトナムに移管しており、2023年5月初めにベトナムで出荷を開始する予定。