高層ビル・地盤・地下工事の最大手建設会社コテコンズ建設[CTD](Coteccons)はこのほど、米マイクロソフト(Microsoft)との間で、クラウドテクノロジーと人工知能(AI)の技術活用を通した建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)化促進に関する覚書(MOU)を締結した。
覚書によると、CTDは、マイクロソフトのテクノロジーとソリューションを活用し、◇顧客体験の向上、◇安全な作業環境の構築、◇事業活動の最適化、◇製品とサービスのイノベーションを含む主要4分野でデジタル変革戦略を推進していく。
マイクロソフトはCTDに対し、ハードおよびソフトウェア、ネットワーキング、セキュリティシステムを含む既存のデータセンターのインフラストラクチャを包括的に評価。課題などを分析し、改善に向けたアドバイスを行うほか、CTD従業員の能力向上に向けたトレーニングコースを提供する。
今回の覚書締結により、柔軟かつ拡張性を備えた次世代のプラットフォームとインフラストラクチャを構築することで、CTDの競争力向上に繋がると期待されている。