地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビン・ビッグデータ研究所(VinBigData)はこのほど、ベトナム語の大規模言語モデル(Large Language Model=LLM)の開発に成功し、人工知能(AI)生成統合ソリューション構築の基礎を築いたと発表した。
大規模言語モデルとは、大量のテキストデータやディープラーニング技術、人工知能(AI)を用いてトレーニングされた自然言語処理のモデルのこと。
同社はテクノロジーの統合を行い、自社開発の「ビン・ベース(VinBase)」をベトナム初の生成AIプラットフォームとするほか、生成AIテクノロジーに基づいて開発されるソリューションを提供する。
同社は12月末、企業や政府機関向けのマルチ認識生成AIプラットフォーム「VinBase 2.0」と、ベトナム語のAIチャットボット「ViGPT」をお披露目する予定。「ViGPT」を使用することで、ユーザーはベトナムの規定や法的文書、歴史、文学、景勝地、地元特産品などの情報について質問することができるという。