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　京都情報大学院大学(KCGI、京都府京都市)・京都コンピュータ学院(KCG、同)などのKCGグループは15日、CMC大学(CMC University)を運営するCMC技術グループ[CMG](CMC Corporation)との間で、日本とベトナムでの高度な人材教育と開発で協力することを目的とする交流協定を締結した。

　CMC大学は教育内容や環境、学校管理などをすべてデジタル化した「ベトナム初のデジタル大学モデル」として2022年にハノイ市で開校した。CMC大学は2022年にKCGI・KCGと大学間の交流協定を締結している。

　今回の協定により、KCGI・KCGはCMC大学とのこれまでの協力関係を強化し、CMCとは私立教育機関の教育・経営モデルに関する経験を共有する。交換留学や単位認定、講師交換なども実施する方針だ。また、CMCは、KCGIとKCGの卒業生を日本とベトナムにあるCMCジャパン(CMCの子会社)で優先採用することにしている。

　KCGグループは創立以来、グローバルな教育ネットワークづくりに積極的に取り組んでいる。ベトナムでは、2020年にフエ大学(北中部地方トゥアティエン・フエ省)、ダナン大学(南中部沿岸地方ダナン市)、ベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)人文社会科学大学(ハノイ市)、2022年にはフェニカー大学(ハノイ市)、CMC大学、タンロン大学(ハノイ市)と協力関係を構築している。

　ベトナムでは企業とも協力を進めており、2022年にはベトナム・日本のIT業界における大手オフショア開発企業であるVTIグループ傘下でIT教育関係事業を手掛けるVTIエデュケーション(VTI Education、ハノイ市)と協力協定を締結し、ベトナムでのIT人材育成を推進している。