TOPPAN株式会社(東京都文京区)と、ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPT情報システム(FPT Information System=FIS)、FPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)の3社は、メタバース事業での新サービス創出・グローバル展開に向けた協業を開始する。
TOPPANグループの持つメタバース空間やクロスリアリティ(XR)領域での表現技術、コミュニケーション設計ノウハウと、FPTグループの持つシステム開発力、XRソリューションなどを掛け合わせたメタバースサービスの開発を行い、東南アジアをはじめとしたグローバル市場に向けたサービス展開を共同で推進していく。
これまで、TOPPANグループとFPTグループは、2016年からのBPO(Business Process Outsourcing)事業における協業を皮切りに、製造デジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューション「NAVINECT」の技術提携パートナーとしてシステムの連携や、FPTグループが主催するフォーラムへの出展など様々な分野における連携を行ってきた。
今回の協業により、これまで築いてきたパートナーシップをさらに発展させ、グローバル市場でのメタバースサービス開発と展開を目指す。
なお、同協業における取り組みに先立ち、FPTグループと共同で、TOPPANグループの実際の製造現場をデジタルツイン化した製造デジタルツインメタバースのコンセプトモデルを開発。2023年10月にハノイ市で行われた「FPTテックデー(FPT Techday 2023)」に出展した。今後は、TOPPANグループの製造現場での実証や活用検討を進めながら、サービス開発を推進していく。
両社は、同協業に基づく取り組みを推進し、東南アジアのマーケットを皮切りにグローバルに展開できるメタバースサービスを提供し、より利便性の高いメタバースにおけるコミュニケーションの実現に貢献していきたい考えだ。