ベトナム電力グループ(EVN)傘下の大手発電会社第3発電総公社[PGV](EVNGENCO3)は、オーストラリアで5日に開催されたベトナム・オーストラリアビジネスフォーラムで、同国のコリオ・ジェネレーション(Corio Generation)との間で、洋上風力発電開発事業に関する提携覚書を締結した。
両社はベトナムにおける洋上風力発電案件の開発で協力する。これにより、ベトナムのエネルギー転換に貢献する見込み。
コリオ・ジェネレーションは、豪マッコーリー・グループ(Macquarie Group)のグリーン・インベストメント・グループ(GIG)傘下の洋上風力発電事業会社であり、開発中の洋上風力発電所の総出力は20GW超となっている。
一方、PGVは、複数の大規模なガス火力発電所と石炭火力発電所のほか、水力発電所や太陽光発電所も保有・運営し、2022年末時点の総出力は6565MWとなっている。