スカイチーム加盟のベトナムのフラッグキャリアで全日空が出資しているベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)傘下の格安航空会社(LCC)であるパシフィック航空(Pacific Airlines)は18日、国内線の運航再開を発表した。
同社は当面の計画として、6月20日から7月15日までホーチミン市タンソンニャット国際空港を発着する国内線のフライトを運航する。
運航にあたり、同社はベトナム航空から航空機をリースし、チェックインカウンターやグランドサービス施設などの空港インフラもベトナム航空と共用する予定だ。
同社はこれに先立つ3月、機材と路線網の再編のため、リース中のすべての航空機を返却したことを明らかにした。機材の返却により、2億2000万USD(約345億円)の債務を削減したという。
パシフィック航空は、ジェットスター・パシフィック(Jetstar Pacific Airways=JPA)が前身。豪カンタス航空(Qantas Airways)は2020年、保有していたパシフィック航空株30%を無償でベトナム航空に譲渡した。これにより、ベトナム航空のパシフィック航空株保有率は68.85%から98.85%となった。