地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)のファム・ニャット・ブオン会長は1日、電気自動車(EV)の売買やレンタルを手掛ける新会社「フォー・グリーン・フューチャー(For Green Future=FGF)」の設立を発表した。
FGFは資本金2000億VND(約12億6000万円)で、ブオン会長が株90%を保有して筆頭株主となる。
同社は、VIC傘下のEVメーカーであるビンファスト(VinFast)の製造するEVの中古車売買を行い、新車・中古車EVによるレンタカーサービスを提供する。
中古EV市場を発展させ、必要に応じて換金できる可能性と資産価値を示すことで、ビンファスト製EVオーナーに安心感をもたらす。こうした動きを通して、2050年までに「カーボンニュートラル」を達成するという国の目標にも貢献できると期待されている。
なお、EVレンタカーサービスについては、まずハノイ市や北中部地方トゥアティエン・フエ省、南中部沿岸地方ダナン市、ホーチミン市などで合わせて1000~2000台を投入する計画だ。