ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)はこのほど、年内に受領するエアバスA320neo型機3機のうちの1機目を受領した。
同社は、エンジン点検により深刻な機材不足に陥っている中、新たな機材の受領により運航能力を向上させ、夏の旅行需要の高まりに応えたい考えだ。
ナローボディ機であるA320neo型機は、従来のエアバスA320ceo型機に比べて燃料消費量を約16%、二酸化炭素(CO2)排出量を約50%、騒音を約75%削減できる見込みで、経済性・環境性能に優れた最新鋭の機体となっている。
座席数は全182席で、ビジネスクラスキャビン8席とエコノミークラス174席の2クラス設計となる。今夏のスケジュールでは、主にベトナム国内線のハノイ~ダラット/フーコック線、ホーチミン~タインホア/チューライ線での運航を計画している。
さらに、同社は近日中にボーイングB787-10型機のワイドボディ機も追加受領する予定だ。同機はドリームライナーシリーズの中で最大の機体で、成田~ベトナム間などの需要路線への導入を検討している。