2024年における在外ベトナム人(越僑)によるベトナムへの本国送金額は前年と変わらず約160億USD(約2兆5300億円)と推定されている。
同年におけるホーチミン市への海外送金額は、推定で約96億USD(約1兆5200億円)となり、前年の94億6000万USD(約1兆5000億円)を上回った。このうち、送金サービス会社を通じた送金が全体の74.2%、金融機関を通じた送金が残りの25.8%を占めた。
送金元別では、アジアからの送金額が前年比+24.1%増加し、全体の53.8%を占め最大だった。オセアニアからの送金額は同+20.0%、米州からは同+4.4%増加したが、ヨーロッパからは同▲19.1%減少した。
ホーチミン市への海外送金額は毎年増加しており、直近3年間はベトナムへの海外送金額全体の55%前後を占めている。