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財政省は、9日に開催された環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する記者会見で、自動車輸入税の撤廃は2031年となるが、総排気量3000ccの自動車に対しては2028年にも撤廃することを明らかにした。これに先立ち、同省は6日にTPPの関税撤廃リストを公表した。

ベトナムは、税コードベースで65.8％の品目の輸入税を協定発効後に即時撤廃すると約束している。また、3年後には86.5％、10年後には97.8％の品目の輸入税を撤廃し、残りの品目は10年超または関税割当制度を適用する。

関税割当制度が適用される輸入品として、自動車や鉄鋼、ガソリン・石油、プラスチック及びプラスチック製品、化学物質、紙、機械設備、縫製品、履物、酒・ビール、肉、コメ、トウモロコシ、牛乳・乳製品、肉製品、タバコ、肥料などが挙げられている。

また、ベトナムからの輸出品に対して、TPP参加国は税コードベースで78～95％の品目の関税の即時撤廃を約束している。残りの品目は5～10年以内に段階的に撤廃されるが、一部のセンシティブ品目に対しては10年超または関税割当制度を適用する。

協定発効後、即時または3～5年後までに関税が撤廃されるベトナムからの主要輸出品目として、農産物や水産物、縫製品、履物、木製品、電気・電子製品、ゴムなどが挙げられている。